2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「特捜部Q Pからのメッセージ」 ユッシ・エーズラ・オールスン 著

特捜部Qに届いたボトルメッセージ。手紙は劣化し、解読は困難だった。しかし唯一はっきり読める「助けて」という文字。血で書かれたその手紙が伝えようとしたのは、紛れもなく外界に向けてのSOSだった。 シリーズ3作目。 本書では、不思議なボトルメッセー…

「トッカン 特別国税徴収官 」 高殿 円 著

悪質滞納者と戦う新人徴収官ぐー子と最強の特別国税徴収官、通称「トッカン」鏡雅愛。数々の脱税の手口とそれを見抜くプロのテクニック。面白くてためになる、おしごとAND成長小説。 日本国憲法 第三十条 国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負…

「特捜部Q キジ殺し」 ユッシ・エズラ・オールスン 著

新メンバーを迎え、ますますハチャメチャぶりに磨きがかかる特捜部Q。カールの受難が続くシリーズ第2弾は20年前の解決済みのはずの事件の隠された真実を暴く。特捜部Qの第2の事件はなんとも不思議な始まり方をする。 いつのまにやら、机の上に置かれた事…

「特捜部Q 檻の中の女」 ユッシ・エズラ・オールスン著

眠れる事件を掘り起こすために新設された「特捜部Q」。頑固者刑事とイスラム系外国人の助手のコンビは、孤独な戦いを続ける檻の中の女を助け出すことができるのか。北欧発のとびっきりの警察小説。 モースは亡くなった。 新しいパスコーとダルジールには会え…

「SOSの猿」 伊坂幸太郎 著

ある件でトラブルに巻き込まれた方のお手伝いをしていて、最終的に解決をみた。 お礼に来られたその方が、突然「これが解決したのも、◯◯さまのおかげです。良かったら、一緒に拝んでもらえませんか?」 と言われた。 ◯◯は、よくきこえなかったが、何かの名前…

「人質の朗読会」 小川洋子 著

その朗読は何かに捧げる供物。生きていたことの証。ここにいない人の木霊。 本を読み終えて、よく考える。 あの子はこれからどうするんだろう? あの2人はこの後、どうなるんだろう? 時には哀しい結末に耐えきれず、勝手にハッピーエンドに上書きしたりも…