2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「注目すべき125通の手紙」 ショーン・アッシャー 編

読ませていただいて申し訳ありません。そして、読ませていただいて本当にありがとうございました。 気づけば最近「手紙」がらみの本を手にすることが多いなあと思いつつ、知人から勧められた本書について。 まず最初に言っておきたいのは、本書はとても重い…

「定職ををもたない息子への手紙」 ロジャー&チャーリー・モーティマー 著

職を転々とする息子に送る25年に渡る父からの手紙。退学した息子に喝を入れ理想を語る悲痛な手紙が、やがて「生きているようで何よりだ」にまで行き着く過程は、同じ親として涙と、そして笑いを禁じ得ない。 父のところに行くと、必ず帰り際に2度も3度も繰り…

「漂流郵便局」 久保田 沙耶 著

その手紙たちは「予感」だ。今はここにいない誰かと、いつかまた巡り会える日が来ることを、信じさせてくれる。漂流郵便局ーーー それは瀬戸内海に浮かぶスクリュー状の小さな島、粟島(あわしま)にある届け先不明の郵便物を受け付ける郵便局。 寄せられた…